2005年08月29日 (月) | 編集 |



岩手犬 (体高55cm〜60cm)
岩手県と秋田県の県境、奥羽山系の山間部落に暮らす猟師(マタギ)が熊猟犬として使用していたので、比較的大きめの中型犬。地元では通称「マタギ犬」と呼ばれていた。猟犬としての純血を維持されていたので、日本犬として非常に姿も質もよいものが秋田、青森県に掛けてたくさんいたが、明治末から大正の初めに押し寄せた雑種化の波と闘犬ブーム、そして猟師も少なくなり犬の数は減り、昭和に入って日本犬ブームにより都会にも放出させられた。
『不二号』『矢白号』などが東京で種オスとして活躍、多くの優秀犬が作出されたが太平洋戦争により保存はふりだしに戻され、戦後は地元の有志により残存犬の発掘・再建が試みられたが戦前の名犬とは質的に追いつかないものであったため、自然にその姿は消えて行った。
秋田マタギ犬もこの系統ではあるが、闘犬を目的とした秋田犬の作出のためにより大きく・強く、と他犬種の血が導入され、その姿は大きく変わっていった。この『秋田犬』と混同しないように狩猟系(マタギ犬)を『岩手犬』と命名した。
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